連翹 飛雅ってどんな子？

ミステリアスな言動と内面の矛盾

飛雅といえば、「息を吐くように嘘をつく」この特徴。彼が何を考えているのか掴めないところに、ミステリアスな雰囲気が漂っています。

でも、この嘘にはきっと彼なりの理由があるはず。たとえば、傷つかないよう自分を守るためだったりするのかもしれませんね。

不幸への不思議な執着

飛雅は人の不幸を見ると、なぜか楽しそう。でも、ただの悪意というより、自分が幸せを知らないからこそ共感してしまうのかもしれません。

不幸を愛する反面、幸せを夢見ている部分があったりして・・・このギャップが彼の魅力のひとつ！

道徳心ゼロ？でも根っから悪い人じゃない！

虐待を受けてきた過去のせいか、飛雅は普通の道徳観を持ち合わせていません。

衝動的に家族を手にかけたという壮絶な過去を抱えつつ、ナイフを持ち歩くなど危うさ満点。でも、育てられなかった環境のせいでもあるんですよね。

そんな飛雅にも「弱さ」や「優しさ」が感じられる瞬間があるので、完全に悪い人とは思えないんです。

若菜へのまっすぐな執着

飛雅の人生にとって、若菜は光のような存在。

でもその感情は「好き」というより「依存」に近いのかもしれません。もし若菜がいなくなったら・・・どんな手を使ってでも探し出しそう！さらに、若菜に新しい恋人ができたら、世界が壊れるような暴走をしかねないのが飛雅の怖さでもあり、魅力でもあります。

「僕の若菜」ってちょっと怖い？でも…

飛雅が若菜を「僕の若菜」と呼ぶのは、彼の独占欲そのもの。

でも、それだけじゃなくて、飛雅が若菜を心から必要としていることの表れでもあるんですよね。彼女を幸せにしたいのに、それができない現実に悩んでいる飛雅の姿が切ない…！

幸せを求めるのに壊してしまう？

飛雅は若菜の幸せを願っているけれど、自分がそばにいるせいで彼女が幸せになれないと分かっているんです。

それでも「一緒にいたい」と思ってしまう彼の気持ち、少し理解できる気がします。この矛盾が、飛雅をより人間らしく見せているのかもしれません。

生きたい気持ちはどこかにある…？

飛雅はこの世の不幸を全部背負ったような存在だけど、それでも「生きたい」と思っているような素振りを見せることがあります。

中学生の彼が荒業でお金を稼ごうとするなんて、なかなかのサバイバル力ですよね！こんなところにも、飛雅の「しぶとさ」が垣間見えます。

死を怖がらない？それとも…

死なんて怖くない――飛雅はそう言いそうですが、本当はどうなんでしょう？いざ自分が死ぬとなると、涙を流して「自分は生まれてきた意味があったのかな…？」なんて考え込む飛雅が目に浮かびます。

無表情のまま涙を流す姿、想像すると胸が締めつけられるようです。

若菜に見限られたらどうなるの？

もし若菜が飛雅を見放したら、彼は復讐心に燃えて危険な行動を起こしそう。

でも、その裏には彼女を失うことへの恐怖や、唯一の心の拠り所を失った喪失感があるんですよね。彼の行動を完全に責められない気もします。